日曜日の予想

 鎌倉特別がうまいこと当たったのでマイナスは回避できたものの、「負ける流れ」と見たロングプライドに完敗で土曜はチョイ浮き程度。1.36.9という勝ち時計は戦前期待したものよりも遅いし、フェラーリピサは最後もう少し弾けてもいい気がしたけれど…うーん、斤量1キロの差が出たのかどうか…。まぁこの組み合わせで260円の配当では流石に買えないので、フェラーリ→ロングの馬単で勝負したことに後悔はなし。まだ勝負づけは済んでいないように感じるので、ジャパンダートダービーでは今一度ロングプライドに勝負を挑みたい(馬券を買いに行けるのかどうか)。

 

・東京11R 安田記念 ☆☆☆
ディアデラノビア
エアシェイディ
スズカフェニックス
キストゥヘヴン
アドマイヤキッス
 例年の安田記念の予想をするなら、持続力勝負に強い馬という視点からコンゴウリキシオーや香港馬を重視したと思うのだけれど、どうも今回は持続力系の馬が「買われすぎている」違和感を感じる。コンゴウリキシオーは前走全くノーマークの逃げ切りから今回は一気に3番手評価、単純にここで買うのはもう遅いだろうと思う。香港馬にしても、全く見たこともないはずのグッドババが5番人気に支持されているという気持ちの悪いオッズ。自分も「日本のマイル路線は現状手薄だし香港馬に期待しようかな…」と思っていたクチだが、ここまでそうした安易な穴狙い思考の人間が多いと、例によって裏を食うのが競馬の面白さ。一筋縄ではいかない今期のG1シリーズの結果を考えても、ここは「安田記念は持続力勝負」という前提自体が崩壊し、異形の安田、スローの安田が現れる可能性もあるのではないか。実際ダービーでは前例が崩壊したわけだし。

 

 そういった視点から改めて出走馬を見渡してみると、まず目につくのは先行馬の少なさ。恐らく大方の人間が逃げると思っているのはコンゴウリキシオーだが、テンのダッシュがある馬ではなく、少し出負けでもすればレースに参加することなく終わるという可能性も秘めている。マイネルスケルツィもほぼ積極的な逃げは打たない鞍上、オレハマッテルゼが飛ばして逃げるというシーンも想像し難い。香港のエイブルワンも前走はどスローの逃げがハマった格好で、元々は控えてレースをする馬。果敢にハナを奪いにいくことはないのではないか。最も強力な先行型といえばダイワメジャーだが、今回内枠を引いてしまったことで、これまでの「引っ張ってくれる逃げ馬の外からスムーズに進出し、直線は早め抜け出し」というパターンを踏襲するのは難しいと思える。かといって自ら主導権を奪いに行けば目標にされることは目に見えているし、非常に厳しい立場。こうして見ていくとコンゴウリキシオーを除けば積極的にハナに立つであろう馬は存在せず、「先行勢が団子状態になり流れはスロー、直線は決め手勝負」という展開になる可能性もありえる気がしてくる。コンゴウリキシオーがうまく淀みない逃げを刻めるのであればやはり最後は持続力勝負になるだろうが、前記した「テンのスピードの無さ」の問題でコンゴウが逃げられない可能性も大いにあるだろうとここは読む。この時点でレースの展開を瞬発力勝負に決め打ち。となると買うのはやはりサンデー産駒、中でも人気のプレッシャーからようやく解放されたディアデラノビアに期待したい。ここ二戦は展開向かず、京都牝馬ステークスで見せたような爆発的な斬れ味を全く発揮できていない。瞬発力勝負なら牡馬相手でも遜色ないし、今年は「牝馬が強い」という流れがある。「東京不得意」と言われ続ける岩田にそろそろ意地の一発を見せて欲しいところ。

 

 瞬発力勝負前提なので、相手も当然サンデー。東京マイル重賞に実績あるエアシェイディスズカフェニックスは普通に買いだろう。臨戦過程からエアの方を上にとる。アドマイヤキッスキストゥヘヴンは瞬発力で二頭に劣りそうだけれど、エア・スズカは前走馬体細化・前走1200と不安要素も抱えているので、この辺りの繰り上がりもあるかと思いマークしておく。瞬発系でないサンデーのダイワメジャーとオレハマッテルゼは最低限の押さえぐらい買うかもしれない。馬券はディアデラの単複中心で、馬連4点、三連複◎一頭軸流し、三連単◎1着流し。

アラクノフォビア
ジェフ・ダニエルズ ハーリー・ジェーン・コザック フランク・マーシャル
B00005FXLL