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・東京11R　天皇賞・秋
◎アサクサキングス
○シンゲン
▲カンパニー
△ウオッカ
△アドマイヤフジ
△キャプテントゥーレ

明らかに能力の衰えが見えるウオッカ、前哨戦と1800のスペシャリスト・カンパニー、G1実績がないにも関わらず売れ過ぎのシンゲン、左回りは？のドリームジャーニー、2000mの速い流れに対応できるか心配なオウケンブルースリと、豪華メンバーなムードの割に、そこまで人気馬に信頼感もないかなというのが正直なところ。こういう時は案外荒れるかもしれない。で、どの馬が穴を出すんだろう？と考えた時に注目したのは、

・伝説のレースとなった昨年のハイレベル秋天で好戦してる馬
・秋天に強いサンデーサイレンスの血を持つ馬

の2点。ここに注目して見て行くと、まず昨年4着のカンパニーは速い流れでの決め打ち騎乗がハマった感もあり、サンデーサイレンスの血が無し。5着のエアシェイディは秋天鬼門の大外枠を引いてしまった。内枠がいい馬だし、昨年2枠→今年8枠という差は大きいはず。6着のサクラメガワンダーは追い切りでヨレてることからも仕上がり一息？ 輸送面に関してはもう克服してる気がするが、毎日王冠で一叩きできた昨年とは状態面が違いすぎそうで不安。というわけで浮上してきたのが、昨年のハイレベルレースをぶっつけで0.5秒差善戦しており、母父にサンデーを血を持っているアサクサキングス。この馬に好走の期待をかけたい。

昨年の秋天は、ダイワスカーレットがハイラップを刻みつつ各馬が持てる能力を全て発揮した舞台。勝ち時計も1.57.2という出色のものだった。今年のメンバーでダイワスカーレット並みのラップを刻む存在はいないし、昨年よりは道中の流れも勝ち時計も遅くなることは必定。昨年の勝ち時計はアサクサキングスには速過ぎたし、強烈にレースを支配したダイワスカーレットの存在がなくなったことで、今年はこの馬自身が主導権を握れる可能性もある。各人気馬には上記したようにつけ込まれる隙がある、1人気のウオッカからして緩い流れではパフォーマンスを落とすタイプで、昨年のアサクサとの0.5秒差は縮まるのではないか？という読み。

意外性のあるホワイトマズルの血は人気薄の時こそ真価を発揮する、昨年の藤岡から主戦の四位に戻るというポイントを考えても今回は期待できるのではないか。G1で人気を背負って好走するほどの能力はないが、ノーマークの時に前々でストレスなく運べればレベルの高い競争に置いても結果を出せるというのがアサクサキングスのキャラ。ぶっつけなのは昨年0.5秒差8着という点からも致命的なウィークポイントではないと見るし、このオッズならば十分リスクとのバランスはとれている。アサクサキングス単複と、内枠の馬を中心とした馬券で勝負。

・東京12R　河口湖特別
◎アバレダイコ
○シャルルマーニュ
▲フォルミダービレ

　メンバーレベル高く、人気馬が前々で競馬するタイプから速い流れの底力勝負となりそう。持久力に富むティンバーカントリー産駒で、前走京都1800の外枠から猛然と追い込んだアバレダイコに期待する。相手はシャルルマーニュとフォルミダービレのどちらかはくるだろうという感じ。アバレダイコ自身が単でというタイプではないので、この二頭への馬連・ワイドが大本線。