予想はすれど、なーんか堅くおさまりそうなので買うこともないかなぁ…という感じ。まぁ「試行回数を減らすこと」は競馬で勝つための大事な条件なので、見すれば見するほど勝ちに近づいているとも言える。でも馬券を買わずにいられるぐらいだったら競馬なんてそもそもやってないわけでね。明日もマイネルスターリーとか適当に買って負けてるよきっと。あと、「今年のフェブラリーステークスでもっとも主流となるであろう予想」を先に思いついたので書いておく。


ワイルドワンダー
フィールドルージュ


 はい、これ主流。絶対この組み合わせをみんなして買うね。「ヴァーミリアンは一頓挫あったし、武豊も流れが悪い」、「いくらダイワスカーレットとはいえ初ダートでG1を勝つのは難しい」なんてことを言って、東京得意のワイルドワンダーフィールドルージュを中心にすえる。恐らくこれが最も定石と思える手だし、確かにこれで決まっても全然おかしくないとは思う。むしろすんごいありえそう。でもすんごいありえそうだからこそ、自分はこの組み合わせに投資する価値を見出せない。そもそもこんな普通の予想で馬券が当たるなら、競馬ファンは一人残らず勝っちゃうわけでね。一見したところ「ヴァーミリアンダイワスカーレット逆張りに見せかけて、実は主流派である」っていうのがこの予想のタチの悪いとこだと思いますわ。中途半端にスケベを気取ってる匂いがするね。リスクを背負っているようで実は案外安全策。スケールがないよ、スケールが。これに比べたら、


◎ヴィクトリー


 って方がね。なんかこう、ゾッとするよね。「えっ?…お、おい、聞き間違えじゃないよな?」とかいってちょっと心配になっちゃう感じ。こういうのが面白い。まぁみんなを面白がらせるためだけに競馬予想をするんじゃ本末転倒も甚だしいけど、「人気のヴァーミリアン(一頓挫。マイル経験不足)と、ダイワスカーレット(初ダート)が定石的な考え方で消される」、「中級層の票がワイルドワンダーフィールドルージュに集まって主流を形成する」って部分までは間違いないと思うので、それをもう一回引っくり返すような考え方まで踏み込んでいきたい。その予想は別に当たらなくてもよくて、ただみんなが行き着くような結論を避けてくことが大事だと思っている。「この一回」はわからないが、「長い試行回数」で見れば、競馬における勝ち組は主流派とは別のところにいるので、その地点を目指す思考の訓練だと思うことにする。ほんとにヴィクトリーが本命になるかどうかはまだわからない。