まぁ今回も「やる気ない時に限って完璧に当たるスタンド発動」ということで。でも、こういう現象って割と勝負事の本質を捉えているのかもしれない、と最近よく思う。よく何かの達人とかのインタビューを読むと「無我の境地」というか、物事を極めると「勝ちたいという気持ちはないけど、結果的には勝ってしまう」ような現象が起こるということが書いてある。「うおお!この穴馬はいいぞ!くるぞ!」と鼻息荒い時には馬券が外れ、「あー、まぁ当たる気はしないけど適当に買っとくか」という時に限ってよく当たるというのは、勝負事に対して「無欲」で望む姿勢が好結果をもたらしているのだ…という考え方をしてもいい気がする。「これぞ!」という馬で馬券がとれた時の喜びはそりゃ大きいんだけれど、毎回毎回そんな馬が走っていたらすぐにでも競馬で蔵が建ってしまうわけで、結局のところ「それなり」の予想を、極端に駒を上げず下げずの「それなり」で買っていくのが、競馬と長く付き合っていく方法なのかもしれない。まとめると「下手糞は馬券に強弱なんてつけるな」ということだろうか。「やる気ない時は当たるなぁ」ということに2年ぐらい前から気付いているんだけれど、中々やる気のない時にやる気のある馬券を買うことができない。禅問答か!


 来週はダイワスカーレットドリームパスポートメイショウサムソンサンライズマックスアサクサキングスと役者の揃った大阪杯が大いに盛り上がりそう。ダイワスカーレットの競争意欲が今年も健在だと、イマイチG1の感が拭えないヴィクトリアマイルも核たる存在ができて締まってくる。牡馬からも何かスターホースが出てきて欲しいなぁ。サンライズマックスには、ステイゴールドサンライズペガサスの果たせなかった天皇賞制覇を期待したいもの。