日曜日の予想

・京都11レース マイルチャンピオンシップ
ショウナンアルバ
スーパーホーネット
ローレルゲレイロ
ブルーメンブラット
エイシンドーバー
キストゥヘヴン
△ラーイズアトニー

 実績・実力から考えてもスーパーホーネットが断然。先週史上最速で100勝を達成した矢作厩舎の勢いそのままに、看板馬として悲願のG1制覇を飾る公算は高そうだ。鞍上・藤岡佑介も以前は大舞台でのガッカリ騎乗が目立ったが、最近は完全に一皮剥けた印象。武豊TVで「同期川田にG1制覇の先を越された夜、悔し泣きしていた」みたいな話をしていたが、今日は是非ともスーパーホーネットを勝利に導き、嬉し泣きしてもらいたいところ。と、応援しておきながら評価は対抗まで。ロドリゴ産駒が断然人気を背負ってG1を勝つというシーンにまず違和感があるし、過去10年このレースで8枠から連対馬は出ているが勝った馬はいない。しかしまぁ、58キロ背負って毎日王冠という格の高いレースで後の天皇賞馬を破っているのだから、そんなのはきっと些末なことだろう。対抗評価なのは単に1番人気を本命にしたくないという性癖のせいで、まともに走ればやはりスーパーホーネットが一番強いはず。藤岡騎手には自信満々に回ってきてもらいたい。


 「もしスーパーホーネットを負かすとするなら…」という視点で各馬を当たってみたが、カンパニーは京都鬼門のトニービンの系統(オウケンブルースリは勝っちゃったけど)、スプリント王2頭は調子下降線、過去の傾向からサンデー系の斬れ馬が強いレースだが、ブルーメンブラットマルカシェンクではあまりにも斬れだけ過ぎるか。基本的に道中の流れは安田記念的な厳しいものになるレースなので、スローの決め手勝負だけに特化してるような馬では買いにくい。スワンSの勝ち馬マイネルレーニアはいかにも中途半端な距離走りそうなグラスワンダーで、G1の舞台で云々できるような器ではない。サイレントプライドは一応まだ底見せてない感じで持続力勝負も向いてそうだが、過去全く結果が出ていない富士ステークスの勝ち馬に加えこれがG1初挑戦。ここでいきなりG1馬になるまでの底力となるとどうか。フレンチデピュティ産駒は秋シーズンより春の方が成績が良い。ローレルゲレイロエイシンドーバーも頭でというタイプではない。キストゥヘヴン、ジョリーダンスは牝馬ながら持続力勝負で結果出すタイプだが、ダンスインザムードファインモーションほどの馬ではない以上、混合G1では家賃が高いか。


 と、考えていくと唯一スーパーホーネットを倒しうる爆発力をもっているかもしれないのがショウナンアルバかなと。ブラックエンブレムの勝利でG1を勝つだけの底力ある血統だということがわかったし、春の競争で1800以下の底力勝負なら3歳トップクラスということは証明済み。前走も一貫したペースの競争を前が開いていれば最後方から一気に差し切るかの勢いで、古馬相手でも通用の素質を示した。一気に相手が強くなるのは当然不安だが、流れが厳しくなった方が折り合いもつくタイプで、ペースアップは歓迎材料。蛯名騎手も速いペースを受けて競馬させたら抜群に巧いジョッキーで、このレースはエアジハードトウカイポイントで過去2度制覇。荒削りながら未知数の魅力を持つショウナンアルバの一発に賭けてみたい。


 とは言いつつあまりテンションは上がらないので、◎単複・◎からの馬連流し・スーパーホーネットとの2頭軸固定三連複で軽めに。