端午S展望

 完全なカネヒキリ一強体勢に思えるが、ここまでのレースの異常な勝ち時計と、危なげない勝ちっぷりを見れば仕方のないところ。同馬にとってはドンクールを蹴散らす手始めの、軍陣の血祭りにしかならないレースだろう。対抗と見られていたシンメイレグルスが回避するとのことで、相手もほぼアドマイヤムサシで確定ではないだろうか。まぁ京都だけにケイアシヘネシーエイシン二頭が、あれよあれよと逃げ切ってしまうようなことも馬場次第ではあるかもしれないが…。普通に考えればカネヒキリが先行馬を平らげて、2着に差し馬がくるという展開だろう。となると前走、過去の沈丁花賞に比べても優秀な時計を、優秀な上がりで制したアドマイヤムサシを無視することができない。上村というのが若干怪しいところだけど、まずこの二頭の組み合わせが最有力ではないだろうか。デイフラッシュってのもいるけど、パワータイプという印象が強いので軽い京都ダートはあまりよくなさそう。そもそもストームキャット系なので、裏切られても「だよねー」としか言えない馬。個人的な主観だけど、人気のストームキャットは切り続けた方が儲かるような気がしてならない。それ以外の差し馬といっても…リードオフマン、セレスエンブレム、マルカラスカル…?くる気がしないなー。セレス、マルカに関しては距離経験すらないし…。リードオフマンは一応芝2000で勝ってるけど(少頭数でゴミのようなスローだったが)、スペシャルウィークのダートの勝ち鞍ってほとんど未勝利戦と500万なんだよなぁ。3着まで広げても、1000万クラスで馬券になったのがクールセレクトしかいない。まぁムサシ以外の差し馬は、展開頼みというのが本音だろう。あまりにも前が苦しくなって3着あるかどうかという感じ。どうせ穴を買うならやっぱり京都らしく先行馬を買いたい。エイシンアスワン、エイシンニュートン、ケイアイヘネシーの3頭を警戒。特にケイアイヘネシーは初ダートなので、ひょっとしたらカネヒキリより強いなんてことも?ストームキャット×ウッドマンという血統で馬格も十分。ダートはむしろ歓迎のクチだろう。カネヒキリを負かす可能性があるとすれば、展開が味方になった時のこの馬。◎カネヒキリ○アドマイヤムサシ▲ケイアイヘネシー。この三連複で15倍ぐらい?