今週の特別

 アサクサデンエンがG1馬なんて一夜明けても信じられない。ほんとかなぁ。しかしレースの内容を見ると上位3頭はまぎれもなく強かったし、本当なんだろう。なんだろうっていうか実際本当だけど。後になってみればローエングリンとかバランスオブゲームとかテレグノシスとかユートピアとか、旬が終わってそうな馬が多かったことは否めない。ダンスインザムードが人気になって飛ぶのはいつものことだし、アドマイヤマックスは戦前から武が「やっぱり距離が長いかも」と弱気、フジサイレンスアルビレオじゃあ足りないし、サイドワインダーは長期休養明け、ダイワメジャーは大先生、ははあ、終わってみれば割と順当な結果だったのかも。まぁ終わってみなきゃわかんないんだけど。

 

 バランスオブゲームは直線半ばまで持ったままで行けばもう少し順位は上だったかもしれないけど、それでも3〜4着だったかな…。まぁ去年も今年も早仕掛けなんていかにも勝春らしい。薗部さんも「これが勝春クオリティ」と諦めもついているだろう(つかない)。勝春でもG1を勝てる馬ってどういう馬かなぁ。トウショウギアサイレントウィットネスは「お客さん」呼ばわりしてしまって全く申し訳なかった。想像してたよりずっと強い。やっぱ17連勝するような馬って普通じゃないんだなぁ。クルーズ調教師が「今回はブリッシュラックの方がいいよ」とか言ってたのも今思えば…。これで本当にスプリンターズSにきたら消しみたいな呼吸?スイープトウショウはペース云々でなく、決め手の生きる軽い馬場ならもうどっからでも飛んできちゃうんだろう。となるとマイルCSは有力ということになるが…デュランダルとのかちあいがなぁ。池添はデュランダルに乗るだろうから、この際スイープは香港マイルに集中するとか…。鶴留厩舎というと若手にかなりチャンスを与えていく厩舎なので、かちあっても長谷川起用とかはありえるか。カンパニーはよく走ったけど、どうもGⅠでは怪しい。瞬発力は凄いけど小回り向きみたいな変わったタイプなんかなぁ。それ以前にグレイソヴリン系自体がもう時代の先端から外れているのかもしれないが…。とにかく勝春に期待するのは「どうしてもわからない時の最後の手段」であるということを肝に命じよう。

 

 今週は特別では特に入れ込みたくなるようなレースもない。ファルコンSはヒカルバローロとか案外面白そうだが…。あとは「世代最強の穴馬」・トップガンジョーエーデルワイスSに降臨。まぁ今回は人気の上に穂刈騎乗だからできれば買いたくないんだけど。コケてくれー。