週頭からJCDのことも考える

 JCの外国馬以上にわけのわからないのがダートにくる外国馬。特にアメリカの馬は持ち時計だけは毎回とんでもないが、リドパレスのように期待を集めると負け、フリートストリートダンサーのように人気薄だと勝つ。どうにも始末が悪い。昨年はトータルインパクトという馬が2番人気で出走したが、速いペースを追いかけて結果離された4着。人気からしたら物足りない結果だが、案外まともなレースはしている。今年くるラヴァマンは人気は劣りそうだが、レイティングではそのトータルインパクトよりも上。ハリウッドゴールドCでは史上最大着差の9馬身差勝ち、2000M1.59.6での圧勝であり、勝つかどうかはともかくこの馬を先行させたら今年も前は総崩れになる予感が漂う。タップデイはラヴァマンから比べるとかなり格下で距離も長い印象があるが、レイティング111だったフリートストリートダンサーが実際に勝っているのだから馬鹿にもできない。アメリカ馬らしい3角まくりという脚質だけに、これとラヴァマンに早めにこられると今年も前の馬にとっては苦しい展開。間違ってもスローの前残りなんて結果にはならないだろう。アジュディミツオーは今回ダート発走・距離延長ということで前々につけるだろうが、ハイペースに付き合ってしまうようだと共倒れになる危険性はある。日本馬では広いコースに替わって、ようやくフルに能力発揮できそうなあのムラ馬に期待したい。アメリカ馬は人気もなさそうだし、小額はおさえにゃなるまいという感じ。