今年の朝日杯は朝日杯らしからぬ単調なレースで、フサイチリシャールと福永のソツの無さは認めても、こういう「厳しさ」の足らないキャリアばかり積んでいっては、来年以降はちょっと苦しいんじゃないかなと思わざるをえない。少なくとも「これでクラシックへ」というような内容ではないだろう。芝で煮え切らなくなってダート路線へ、というパターンになりそうな気がそこはかとなくしている。2着のスーパーホーネットは内田博の手腕によるところが大きいような気がするが、まぁロドリゴだし今後とも人気が低い時に買うって感じで。矢作調教師は開業1年目からこういう味のある馬を送り込んできて本当に素晴らしい。今後も注目&応援。3着のジャリスコ君だが、そろそろ藤沢厩舎のこういうパターンにもウンザリしてきたので、この際「一番人気の藤沢厩舎には○以上の印を打たない、人気薄の藤沢厩舎には△を打つ」という形に決め打ちした方がいいような気がしてきた。この方法ならキレちゃう子達に騙されても軽症で済むし、ダンスインザムードとかキングストレイルとか無理めな所も拾えたりするだろう。私、もう終生藤沢の馬に◎は打ちません!ショウナンタキオンは早いとこ鞍上を横典にするべきだが、勝春と一蓮托生でダービーってのもそれはそれで面白い。ダメなことはわかっていながら、それでも「勝春ガンバレ〜」ってなってしまう日本人。あたたかいじゃないですか。来年のダービーではこの馬の単勝を買って破滅の美学に酔いたい。

 

 そういえばフェアリーSには「阪神JFで先行して惨敗した馬を買え」という単純な戦法があったなぁ。今年で言うとシェルズレイなんかがこれにあたるんだろうか。ダート実績があればもっと良かったけど…。クロフネ産駒だしダートも多分走るだろうってことでアバウトにオーケーとしておきたい。人気を背負うであろうエイシンアモーレは能力的には問題ないだろうが、大先生なので行ききれないで失速という形が濃厚。人気を考えると消したい。一応「シェルズレイから内枠の馬へ流し」を現時点での結論としておきたい。先週のつわぶき賞で中々強烈な勝ち方をしたマルカアイチャンが登録してるけど、連闘で出るのかしら。短距離の差しならかなりいいとこ行きそうな馬なので出てくれば警戒したいが、フレンデピュティだけに使い減りは避けて欲しい気も…。阪神牝馬Sはラインクラフトをもう何も考えずに切ることにした。アドマイヤグルーヴもノールックで切って波乱に賭ける。最近ノリノリのアンカツが乗るマイネサマンサは結構気になるなぁ。マイティーカラーも悪くないが、騎手があっちの内田ならどう頑張っても3着ぐらいか。ライラプスは内枠が絶対条件。今のところマイネサマンサが一番買いたい。