アンミツがJRA騎手試験に合格。吉田稔がまた落ちてアンミツが受かるというのがよくわからないっちゃわからないけど(吉田稔は何か途方もない問題でも抱えているのだろうか)、アンミツさんが関東所属らしいというのは何とも嬉しいところ。ダート競争で差し馬を突発先行させて穴連発、みたいな活躍を期待していきたい。その他の新人騎手では草野太郎君がやはり名前的にどうしても気になってしまう。ベタ過ぎるので詳しい話は避けたいが、「あのグラスワンダー産駒とどこかで絡まないかな」とは、草野太郎君の名前を聞いた人間全員が思うところであろう。しかしもう平成元年生まれの騎手が出てくるんだなー、うへー。競馬キャリアを重ねる一方で、全く結果が出やしない現状をもっと鑑みねばならない。

 

 そんなフレッシュなニュースの横ではひっそりと、落馬で重傷を負った常石騎手引退の一報が…。リハビリの経過がよくなかったのだろうか。左鎖骨を骨折しながらビッグテーストをG1馬に導いた根性で何とか復活を…と思っていたが、全くやりきれない。この間の東京の落馬事故でもクリフバニヤンという新世代のダートの星となったであろう逸材を我々は失ってしまったし、競馬にはある程度つきもののこととはいえ、才能や希望、未来といったものが一瞬で裏返るこうした落馬事故はやはり恐ろしい。武豊横山典を落馬で一瞬にして失う可能性もあるのかということを思うと…。蛯名ですら落馬したときは「大丈夫かな?」と心配になるものなぁ。蛯名ですらって言い方はどうかと思うが。何だかんだいっていないと寂しい大先生も落馬で戦列を離れてしまった。オレハマッテルゼは東京1600の鬼・後藤が騎乗することになり取捨が難しくなってしまったが、さて、どうするか。

 

 楽しみにしていたヒヤシンスステークスは蓋を開けてみればエスケーカントリーとビクトリーテイニーがおらず、少しがっかり。これなら勝つのはピサノデイラニフェラーリピサだろうか。トロピカルライトは東京1600では不利な脚質だし、別定で58キロを背負って勝つほど抜けた力はないだろう。ピサノデイラニは藤沢だしどうも信頼感今一つ。ラインストーム、ホットマニューバー、ニードルポイントもノーチャンスとは言えなさそうだが、やはり前走のインパクトが時計面以上に凄かったフェラーリピサが気になってしまう。この馬にしても初物づくしではありコケる可能性も十分ありそうだが、東京得意のデピュティ系であるし、スタートで後手を踏みながら古馬1000万クラスと劣らない勝ち時計を叩き出した前走でも直線は流す余裕っぷり。ここは「モノが違う」勝ちっぷりを期待してみたくなる。こういう馬は岩田より武の方がいいんじゃないかとは思うけれど…。