またしてもダイワスカーレットにおあつらえ向きの流れに…。誰も勝負しに行こうとしないんだから当然っちゃ当然だけれど、事前に「史上最強牝馬決定戦!」とか煽ってた割には平凡なレースだったなぁという印象。史上最強牝馬云々はエリ女に持ち越しかな…(ダイワとウオッカが揃って出走するかどうかわからないけど)。ベッラレイアはこの流れで最後方から行っては物理的に無理だし、武騎手も「流れが速くなる」という感触があったからこそああしたんだろうけど、せっかく秋山がオークスでこの馬の底力を証明したんだから、自らダイワを潰しにいくぐらいの乗り方で白黒つけて欲しかった。流れが緩まなければ後方一気がハマっていたかもしれないし結果論なのかもしれないけれど、せっかくの頂上決戦で日本を代表する一流ジョッキーが他力本願な戦略を選択したこと自体に不満を感じる。溜めて極限の末脚を引き出すことだけが競馬ではないし、せっかく競馬ぶりが安定してきたベッラレイアをあんな風に溜め殺すなんて本当にもったいない。あんな大勢決した後の4着よりも、4角でダイワに並びかけるような競馬をして、それでも突き放されて4着の方がどれほど納得がいくことか…! まぁでもエリ女ではまた買うつもり。武さん次は頼むよほんと。


 来週の菊花賞ホクトスルタンで行く予定だったけれど(母系に淀の長距離御用達のリアルシャダイの血が入ってるのがいいなぁと思った)、よくよく考えると今年はヴィクトリー・サンツェッペリン・ロックドゥカンプ・アサクサキングスと早めに前々に圧を掛けてきそうな馬がたくさんいて、穴人気する逃げ馬というのはちょっと厳しい立場かなと思えてきた。横典が思い切った逃げを打ってくれるかどうかにかかっているなぁ。あとは中一週ローテがキツイけれど前走古馬のトップクラス相手に善戦したアルナスライン、「菊花賞はダンス」から「菊花賞はマンカフェ」という格言になるかもしれないマンハッタンスカイ。うーん、馬券が絞れる気がしない。