秋華賞ベッラレイアの人気がダイワ・ウオッカに迫りすぎだったのもちょっと嫌な感じがしたんだよなぁ。確かに二強に不安材料はあったし、この舞台ならベッラレイアの逆転があってもおかしくないとは思っていたけど、今回のベッラレイアはあくまで挑戦者の立場であって、その馬の人気が一時的にとはいえ二強を抜いてしまうぐらい沸騰していたのだから、これは「妙味がない」パターン。まぁあんまり安い安い言ってても手が縮むばっかりなんだけれど、「競馬で同じことを考えてる人が多い時は絶対にそのシナリオ通りには運ばない」ということはもう人類発祥以来何万回と繰り返されてきた物事の本質であって、スーパー競馬の勝ち馬投票でベッラレイアが一位だった時点で「こりゃないわ」と勝負から降りるぐらいの気概が欲しかった。「俺は絶対に多数派には与さない!」、そのぐらいの心意気は常に持っていないと競馬では勝てない。ロマンを追うのも楽しいもんだけれど、それは常に人気薄の馬のロマンでありたい。次ベッラレイアを買うとしたら単勝10倍ぐらいはついてもらわないとな。自分の査定オッズの感覚をもう少し大事にしていこうと感じた一戦。


 そういえば日曜東京でアクセルホッパーが復帰していた。大庭は降ろされ、休み明けで全くいいところのないままだったけれど、東京よりは中山の時計のかかる馬場の方が合うタイプだし、中山開催までに人気を下げておいてもらえると有り難い。