日曜日の予想

・京都11R 菊花賞 ☆☆☆
アルナスライン
○ブルーマーテル
ローズプレステージ
△エーシンダードマン
アサクサキングス
ロックドゥカンブ
 うーん、これは難しい。人気馬は信頼できそうもない連中が多いし、人気薄の馬にしてもそうインパクトのある素材というのがいない。一応週中の結論通りアルナスラインを◎としたけれど、底力勝負と言えるレースをしてきていないのは不安だし、頼みの綱は母系のリボーが厳しい流れで開花してくれるかどうか。前走で古馬のトップクラス相手にそう劣らなかったのは立派だし、能力的にはこのメンバーで上位にいる馬だろう。「ロックドゥカンブが早目に前を捕えきって後はそれを何頭が交わせるか」という展開になれば、最も恩恵を受けそうな一頭であるし、とにかく残り1000Mからの厳しい流れをへこたれず伸びてくることができるかどうかにかかっている。


 大穴期待はブルーマーテル。2走前の500万勝ちが皐月賞より時計の速い圧巻の内容で、持久力ではこのメンバーでも相当上の方と見る。騎手がG1初騎乗だし普通に考えたら買えないが、今年の菊花賞は普通に考えても当たりそうにないので。上位馬総崩れでもおかしくない雰囲気が漂うだけに、高いレベルでの底力勝負適正を示しているこの馬は是非買い目に入れておきたい。ネヴァーベンドの血も菊には好相性。太宰ですら穴をあけたんだから、タナパクにだってやれないことはない!


 あとは菊らしく人気薄のダンス産駒二頭は買っておかねばなるまい。どちらも距離伸びて良さそうだし、これだけ能力差なく混沌としたメンバーだと血統適正というのはかなり好走の要因に関わってくるかもしれない。人気馬の中では安定して粘り強さを発揮できるようになったアサクサキングスはマーク。ただ脆さの同居も感じさせ、勝負所で各馬が殺到してもみくちゃになるような展開になった場合はどこにもいないかも。もみくちゃでも大丈夫なセンス抜群のロックドゥカンブは無敗馬だしここも勿論クリアの可能性あるが、やはり人馬ともに適正外のレースで一番人気に祭り上げられている感は否めず、買うにしても抑え中の抑え。ロベルト系というと菊は向く印象あるが、近年は意外なほど好走馬が出ておらず(トーホウシデン以来好走馬なし)、系統自体がダート・中距離適正へシフトしている感触はある。皐月、ダービーとロベルトが勝った以上ここもその流れがあっておかしくはないが…。デュオトーンとヒラボクロイヤルは一抹の不安を覚えつつ消し(100円ぐらい買っといてもいいけど)。


 フサイチホウオー、ヴィクトリー、ドリームジャーニーは人気馬にしてはクリアすべきハードルが高いし、買ってもあまり楽しくない。サンツェッペリンホクトスルタンもちょっと展開厳しいか。考えてもまとまった結論が出そうにないので◎○からの流し馬券に主眼を置きつつタテ目も手広く。あー、疲れた。