うーん、エーソングフォーは出負けして前半脚を使って最後あの粘りだから、やっぱり前傾レースへの適正あったけれど、前半に負荷がかかっていた分、距離適正長めの馬の末脚に屈した感じか。ルルパンブルーがいなければ三連複は引っ掛かっていたけど、そんなことを言ってても始まらない。しかし適当に予想した2歳戦はいい線いって、真面目に予想したつもりのダート戦がさっぱりカスリもしないとなるとやっぱり哀しいなぁ。今年最後の週ぐらいは何とかまともに馬券をとりたいもの。


 有馬記念は、普段の自分だったらまずロックドゥカンブと心中ということになるだろうけど、どうも今回はもう一つ先へ思考を進ませないといけない気がしている。勿論ロックドゥカンブが好走する可能性は高いと思うし、「ウオッカ・ダイワを買うぐらいならこれ」という感触はあるんだけれども、この「ウオッカ・ダイワを外してロック」っていう考え、多分今回の「主流」だと思うんだよなぁ。勿論世間的な人気はウオッカ・ダイワの方が高いんだろうけど、「底力勝負の有馬で3歳牝馬なんてこねーよ!」というちょっと競馬を知ってる人は、みんなこの二頭を外して、サムソンからポップロックロックドゥカンブみたいな買い方をするわけでしょう? そういうひねくれ者の思考が集中した時って危ないような気がするんですわ。ロックドゥカンブなんてキネーン騎乗、有馬で強いロベルト系、斤量がなんと53キロと、パッと見だけで推せる要素目白押しで、これとサムソンで決まるなら「ほんとうに競馬って簡単だねー」って感じ。でも競馬って簡単か? 競馬はなぁ、難しいんだよ! だから自分は今回、ロックドゥカンブ本命予定だったけれど、思考をさらなる奥地へ進ませ、「逆張りの、さらなる逆へ」というテーマを設定します。ただ、だからといってウオッカもダイワも買いたくないので、これはつまり下位人気の馬の中からどうにかして穴馬を発掘しようということ。


 今のところ画策しているのは◎フサイチパンドラ牝馬の引退レースということもあり、手を出しにくいのは確かだけれど、底力タイプなのは明白だし有馬記念には不可欠の好位にとりつく先行力もある。前走は正直言って物足りない内容だったけれど、元々ムラ駆け傾向のある馬だし、この舞台では過去に同じサンデー×ヌレイエフ配合でJCドカ負けだったトゥザヴィクトリーが巻き返した例もある。エリ女でダイワと0.1差なのにこの人気差ならば、狙ってみる価値はあるか。サムソン、ポップロックは安定勢力とはいえそう抜けた馬ではないだろうし、天皇賞2着のアグネスアークにも勝っているパンドラなら能力は圏内。恐らく人気はまっっっっったくないだろうし、結構楽しみにしている。あとは内枠を引いてくれれば…!