マネーマネジメントを考える

 「選んだ穴馬がきた時に限ってしょぼくしか買ってない」という有史以来の煩悶を解決するために、今週からベットする金額における自分の「自信」とか「度胸」とかを信頼するのをやめて、システマチックと言うほどでもないけど、強制的に自分に馬券を買わせるための仕組みを作ってみることにする。度胸のない人間が度胸を作り出すには、システムの力を借りるしかないんだ!



●ベットする金額の下限は5000円とする。「いま一つ自信のもてないレース」や、「人気薄の馬からちょろっと遊びたいレース」でも、「買う」という選択をした以上は必ず5000円はベットすること。「少し買いたい気はするけど、5000円も買いたくないや」というレース(予想)は、投資価値無しと見てどんどん切っていく。逆に「自信があるので5000円以上買いたい」という場合は、懐の許す限り好きなだけ買ってよい(といっても自分の場合、最大限に度胸を発動させてもせいぜい2〜3万円ぐらいであろう)。


●予想したレースが当たった場合、その払い戻し金額を全額、次の「買う」と決めたレースに注ぎ込まなくてはならない。仮に5000円ベットしたレースが的中して5万円ほどの払い戻しを得た場合、次のレースがそこまで自信のあるレースでなくても、5万円全額をベットしなければいけない。前のレースが的中していなければベットする金額は普段通りの5000円そこそこであったはずで、言うなれば残りの4万5000円は「たまたま当たったからそこにあるだけの金」である。もっと言えばない、そんな金は初めから存在しない。本当はあるけど、ないという考え方をしたい。しなければいけない。この方法により、「ちょぼちょぼ買ってそこそこは当たるが、結果的にはじりじり負けていく」だけであったこれまでの馬券パターンに、何回かに一回、非常に大きなベット単位が自動的に生まれ、自分には存在しなかったはずの「勝負度胸」というアビリティをオートで発動できるようになる。度胸を出すって簡単だなぁ!


●ベット単位の大きくなるレースが当たっても外れても、次のレースではまた「下限5000円」という所から始める。所用があって「外出する前に2〜3レースほど買っていきたいなぁ」という場合はやむをえないので、その2〜3レースの間は、オート度胸システムの適用外とする。


 問題は競馬で予想が二回連続で当たることがあんまりない気がすることなんだよなぁ…。いっそのこと5000円・1万・2万・1万・5000円みたいなリズムを作って、その通りに買っていったりする方がいいのか。まぁとりあえずしばらくの間実践してみよう。