日曜日の予想

 ポルトフィーノ取消で、デヴェロッペの単騎逃げは最早確定的。自分の形に持ち込んだ菜の花賞は圧勝の競馬だったし、逃げ馬に厳しいレイアウトの東京マイルでも、リトルアマポーラと0.3秒差の粘り強い競馬。阪神1600も直線長く逃げ馬には厳しいが、マークされない気楽な立場である程度離した逃げが打てれば、意外に馬鹿にできない能力の持ち主ではないかと見ている。直線の追い比べを意識して、末脚自慢の有力馬が仕掛けを遅らせることになれば、漁夫の利を得るのはデヴェロッペ。父ボストンハーバーは快速系の素軽い血統だが、母系は重厚な欧州のブラッシンググルーム×サドラーズウェルズ。「案外スタミナ・スピード兼備でしたわ〜!」なんて可能性も…うーん、ちょっと都合よく考えすぎか。まぁしかし、中心と目されるオディール・トールポピーは、前走スローペースの凡戦を勝ちきれず、リトルアマポーラは前走遠征してマイナス12キロっていうのは微妙じゃね?という感じで、3強オッズとはいえ付け入る隙は十分あるような気がする。是非とも新しい歴史を築いて欲しいブラックエンブレムだが、ウォーエンブレム×ヘクターという血統はやはりG1勝つには軽すぎるか。でもボストンハーバー買おうとしてる奴がそんなこと言ってても仕方ないので、買い目には入れる。ともかく企みとしては、デヴェロッペをほったらかして「敵は差し馬だ!」とみんなが思っていたら「あ、意外に…」みたいなこと。今年はメンバーにあまり能力差がないように思うので、「逃げ」という武器は案外効いてくるのではないかと思う。


◎デヴェロッペ
○オディール
トールポピー
リトルアマポーラ
△シャランジュ
ソーマジック
ブラックエンブレム


◎単複、馬連流し、一頭軸三連複流し。



・中山8R
◎リキアイカザン
 速い逃げ馬不在の組み合わせで、リキアイカザンのスピード生きそう。追っての味はないがダッシュ力は抜群、このメンバーならまず楽に先手を主張できるだろう。差し馬勢がクリノラブゴールド、ロイヤルクリーク、セイコースペシャルと、安定感あるもののあまり怖さはない馬達なので、これなら「逃げ」という確固たるセールスポイントあるリキアイカザンの頭に妙味があるのではないか。6〜7倍はつきそうな単勝にズドン。あ、こっちもボストンハーバーだ。