ドリームジャーニー

 ダイワスカーレットマツリダゴッホエアシェイディ以外に評価するならこれかなと思う。基本的に差し馬には苦しい舞台だが、右回りのコーナリングは巧い馬で、他の馬がきついカーブで減速するところをするする上がっていける。終始馬群の大外ぶん回しではさすがに厳しいが、勝負所でダイワ・マツリダの後ろからスムーズに押し上げていければ、有力馬二頭が早めに動く分、最後の直線で一瞬の脚活かせるのはこれかも。ステイゴールド産駒でスタミナ型サンデー系というテーマにも合うし、長距離適性、ハイペース適正もある。斤量58→57も好材料。腹を括って乗る池添とのコンビは合ってると思うので、一発期待するにはいい舞台と思う。▲。



アサクサキングス

 秋のG1で馬券になるなら前走かなと思っていたけど、近年にないスローの上がり勝負になったことに加え、いつもとは違う後方の位置取りからでは万事窮す。巻き返し期待してもいいが、ゴチャつく展開に強いタイプではないので、ダイワとマツリダがともに早めに前との距離を縮めてくるタイプというのは鬼門。ここも善戦までか。消し。


エイシンデピュティ

 宝塚記念で不利あったメイショウサムソンに辛勝ということを考えると、半年ぶりで有力どころからの圧力も強いここは断然消しだろうなと思っていたけど、脚部不安で回避…。人気を吸ってくれて、かつハイラップにも一役買ってくれそうな馬の離脱は痛い。


ネヴァブション

 東京のスロー勝負でもそこそこ健闘して得意の中山へ、スタミナ系サンデーでもあるし、こっちもかなり面白い穴馬と思ってたけど結局回避か…。この陣容だと、相対的にエアシェイディが結構買われてしまいそうだなぁ。カワカミ、アルナス辺りが結構人気してくれるといいのだけれど。


ベンチャーナイン】

 実に穴馬の素質がありそうな追い込み馬。中山・阪神の重い馬場、ハンデ戦、底力問われる流れなんかで突っ込んでくるキャラになりそうだが、G1の舞台でさすがに追い込み一手は苦しい。展開向いても掲示板下までか。消し。


コスモバルク

 さすがに買えない。


アドマイヤモナーク

 前半脚を溜めなければいけないタイプだけに、テンで追走に脚を使わされる有馬記念では先行勢がバタバタになってよっぽど上がりの時計が掛かったりしない限りは無理。しかも大外枠ではなぁ。消し。


エアジパング

 前走横典が最高に乗っただけに、乗り替わりという時点でもうマイナス。ステイヤーズステークスはそもそもが有馬との関連度薄いが、今年は近年と比較しても前半から相当ダラダラした流れで、スタミナはともかく前半厳しい流れからの底力を証明したとは言えず。消しで。


フローテーション

 前走はおあつらえ向きの緩い流れになったことが好走の要因。菊花賞も能力というよりは血統的なスタミナと展開が向いた部分が大きかったし、いくら魔術師ルメールの手を持ってしても究極の底力問われるG1レースを支配するところまで行けるとは思えず。消し。