京成杯でサンライズキールを買うために

 マンハッタンカフェ産駒の中山2000の成績を調べてみると、ここまで(3.6.8.38)。連対率16%、複勝率31%とまずまず良さげな成績。しかし目立っているなと思うのは、「3歳のトライアル的レース」での好走だ。直近の寒竹賞でもベストメンバーが1着、メイショウパルマが3着。トーセンジョーダンが勝った昨年のホープフルステークスでも、アラシヲヨブオトコが2着。これまでの代表的産駒であるメイショウレガーロココナッツパンチも、それぞれ京成杯弥生賞で好走しており、中山2000にマンカフェ旋風が吹き荒れているといっては言い過ぎだが、まず向いている条件と言っていいのは確か。


 この時期の2〜3歳戦の中距離戦は緩い流れの切れ味勝負が基本で、そんなたるいレースを使ってきた馬が上がりかかってスタミナ問われる中山2000で能力を発息切れし、相対的にスタミナ型SSであるマンカフェ産駒が底力で浮上する、というのは理屈的にも無理のないところのように思える。思い切って「上がり偏重のレースを勝ってきた馬が人気を背負って取りこぼす暮れ〜春の中山中距離は、スタミナ豊富なマンカフェ産駒を買え!」という格言を提唱してみてもいいのではないか? 多分いいよね。サンライズキールの前走の勝ちっぷりと時計をみると、ここで人気になりそうなラジオNIKKEI杯トゥリオンファーレや、エリカ賞勝ち馬のアーリーロブスト以上の能力はあると思えるし、マンカフェ産駒で厳しい流れでの底力開花も期待できる、人気もそれほどない、となればもうここはサンライズキール一本! 相手は難しいので単複中心になるだろうなぁ。